空白

そこに描き出すしかないのだもの。

誰かのことが羨ましく思えても

おなかいたいよー

あたまいたいよー

しんどいよー

なきそう

はきそう

つかわれなかった胎盤が

ずるずる流れ落ちていく

どくどくと波打つ

血が、足りないよ

あまえすぎてしまった

反省はしていない

やさしくしてくれる

心臓がきりきり

でもわたしはもうこれ以上

傷つきたくはないのです

傷つかないための予防線を

あちこちに張り巡らされながら生きる

悪意を向けられるのはこわいです

たとえそれが不特定多数を対象とした中で

偶然わたしにぶつかったものであっても

いつかの剥き出しの悪意をおもいだした

ゆるやかに

おだやかに

すごしたい、と、ねがうのに

なんでかな、うまくいかないです