宝物の地位と名誉と満足感
一夜明けて醒めた頭で見た世界は沸いた心で感じたものと大して変化はありませんでした
矛盾が嫌いです
立証できないことが嫌いです
思い遣りと表裏一体の傷の舐め合いが大嫌いです
自分の過ちを認めることは幾らだって出来る、辛うじて事実をすこんと胸に落とすことも出来る
ただ、結局、触れられるものが全てなのではないでしょうか
吹奏楽、書道、いわゆる芸術に囚われている人間の言葉ではないのはわかっています
評価の根底には各々の主観がひたりと横たわっているわけだから、何処か、自己満足で切り捨てなければいけない部分がある
諦められないあたしは幼稚なのでしょう、割りきれないあたしは馬鹿げているのでしょう、ただ、追い付いてこないものに対する苛立ちを抑える術を泣くことと頑張ることしか知らないのです
ぶっ壊した筈の感情の枷はいつの間にかきちんといつもの場所にいつものように収まっていて、ある種滑稽ですらありました
孤独な努力であろうとも進もうともがく足を止める気はさらさらないよ