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空白

そこに描き出すしかないのだもの。

君の暴言は奇麗過ぎて背中が凍る

ホームパイエンゼルパイもおいしい

パイとはおいしいお菓子だけが

冠することを許された名前なのかしら

砂糖にぐずぐずと溶けていきたい

いちばんすきなケーキはタルト

「オレ、希死念慮って言葉好き」って

頭のよわい登場人物に言わせている

ホモ小説を昨晩読んだのだけど

このフレーズがずっと離れない

いろんな意味で天才的だ

たしかに、うつくしいのだ

響きだとか字面だとか

授業をひとつおやすみして

家に帰ってきたのに

あっという間に時間が経つ

師走はお気に入りの月、

だった

いまとなっては過去形

わたしもわたし以外も

みんな余裕のないかんじ

心にゆとりを持てないのは、

よくない

腹立ちを押し殺せるほど

成熟してないじぶんに腹立つ

憮然とした態度は、

幼さでしかない

すべてを放棄してしまいたいけれど

そんなことする度胸はないのだ

困るのも、わたしだもの

4月までとの違いを考えてみても

よくわからない

だって違いしかない

自由とはこんなに疲れるものだったのか

さむいなぁ

部屋にある詩集を片っ端から開く

活字のにおいは精神安定剤

あ、アロマほしい

マスカラも買えないのに

チークも買えないのに

コートも欲しいのに

いまは何より時間かな

欲張ったっていいことない

足るを知る人間になりたいけれど

貪欲さは僕のアイデンティティのひとつ

声を上げて泣けたなら、