空白

そこに描き出すしかないのだもの。

涙はいつもここって時にぎりぎりで出なくって

あからさまに緊張しています

手がとっても冷たい

たくさんのありがとうを携えて、行ってきます

戦場に赴く戦士に誓いの唄を

優しさでもいたわりでもなく戦い抜く勇気を

昨日、大好きな2人に電話しました

2人とも、心から励ましてくれてるのがわかって

久しぶりにもかかわらず、全然変わらず接してくれて

私の泣き言を、頷きながら、聞いてくれて

私はほんとに幸せ者です

こんなにも、愛されて、いる

2人も、聴きに、来てくれます

それだけで、私は何も怖くないんです

家に楽器を持って帰って、夜遅くだったけど、ちょっとだけ吹かせてもらいました

その音を聴いて、おかあさんが、泣いてくれて

まだ本番でもないのに

だけど、私がずっと悩んで、たの、知ってるから

普段滅多に褒めてくれない人なんだけど

「上手くなったでしょう?」

って訊ねたら

「うん、本当に上手くなった」

って言ってくれて

そりゃ相対評価でなんだけど

でもでも、頑張ったんだ

だから、頑張れるんだ

今まで、支えてくれたこと、心から感謝しています

最後に

今までずっと一緒に頑張ってきた仲間たち

リハを終えての、後輩の日記が、ほんとにもう、爆弾、ではないですけど

泣くしかありませんでした

自分を重ねてしまうんです

何歩も何歩も、出遅れました

追いつきたくて、追いつけなくて

そのもどかしさと、劣等感から、何度も何度も逃げ出しそうになりました

でもそこでなんとか周囲の励ましとかを借りて、ちっぽけな勇気を奮い立たせて、なんとか踏みとどまって、今日があります

縮まらない差は、結局5年間、最後まで付き纏いました

自分を蔑むのは嫌いだけど

音楽に関しては、私は自分のことをきっぱりと、客観的に評価して、下手、だと知っています

だけどそれを他人に言われる痛みは別でした

最初で最後のソロを、本番2日前にそう言われてしまうのは屈辱でしかなくて

今度こそもうだめかもしれないと思いました

それでも、大好きな彼や彼女が、「大丈夫だよ」と言ってくれたから

私は絶対、大丈夫なんです

絶対絶対、大丈夫なんです

ひとりじゃない、ただそれだけで、こんなにも、心強い

吹奏楽は一人ではできません

私一人がどんなに頑張ったところで、ステージを成功させることはできません

みんながいるから

ひとりじゃないから

吹いて、奏でて、楽しむことが、できるんです

今日はめいっぱい「吹奏楽」してきます!