渡そうとしたら粉々になるよ
ちょっとだけお久しぶり
今日はまるっと私信です
こちらこそありがとう
そして言葉がきつくて、言葉足らずで、ごめんなさい
私は自分の大切な人たちの笑顔を守るためならなんだって(そう、文字通り、なんだって)する
それはやっぱり、自分も幸せでいるために過ぎない、エゴなんだけど
でも人間なんか結局エゴの塊であるし、私はそういう人間ってもの、というと語弊があるな、人間を包括した世界を愛してやまないし
そこに関しては、優しさがエゴの押し付けであるという点に関しては、それの何が悪い、と思っている
結局みんな気持ち良くなりたいんだよ、と言ったのはエピクロスだったかな
ただ、エゴの悪いところは結果として自分に返ってくるところだ
「みんな仲良く」と「みんなと当たり障りなく」だと、だいぶ神経の疲弊の度合いが変わってくる
前者を目指すことは全然悪いことなんかじゃないし、寧ろ素晴らしいことだけど、それをするためには優しさの叩き売り、つまりエゴの乱用をしなくちゃいけなくて、最終的に痛いのは自分だ
その痛みもすべて受け止めるという覚悟はできてる?
中途半端さや矛盾なんて人間ならみんな抱えているものです
それでも私がそこに齟齬や違和感を感じるのはここなんだ
私はあなたには辛い思いをしてほしくない
優しいということは他人の痛みに敏感であるということで
他人の痛みまでも自分のもののように感じてしまうということで
妙なところで繊細すぎるあなたは
それらすべてを受け止めようとする
私はあなたのそういうところを純粋に尊敬するし、そんなあなただから大切なんだけど
現実的には、そんなの無理だから
手を伸ばすことはいいことだよ
でも手が届かないことを理解して、手を伸ばしたほうがいいんじゃないだろうか、とか考えた
人にはそれぞれ世界がある
そこに踏み込むことの意味は驚くほど大きい
私が馴染まない理由や、一線を引いているように思われる理由は、臆病だからだ
脆弱であろうとなんだろうと、殻に守られていたい
あたたかい羊水に浸かっていたい
たとえずるくても
そうやってしか生きてこられなかった
どうしてもう少ししたたかになることができないのかな
なんかさみしくなってきた