君を笑わせてるだけなんだ
「ひとりごと」を聴くたびに考えること
あたしには無条件で優しくできる相手、というのがいる
それは自分の近くにいる後輩なんだけれど
吹奏楽であったり、生徒会であったり、習字であったりする場所で出会うあの子たちは、無条件に大切だなぁ、と思う
最後まで先輩に恵まれなかった、今さら蒸し返す気はないが
あの経験のお陰で、あたしはすごく「先輩」というものに執着するようになった
いい意味でもわるい意味でも
自分がされて嫌だったこと、されなくて嫌だったこと、どちらも妙な具合に、覚えて、いて
なかなか後輩に恵まれなかったこと
最終的にとっても素敵な後輩がやってきてくれたこと
その子とさよならしなくちゃならないときが来たこと
どれもが大切な思い出で
それらすべての過程であたしは「後輩」に対してある種の愛を感じ続けている
たった1年や2年長く生きたところで何を知っているわけでもない
だけど、彼や彼女にとってあたしは「先輩」なのだ
その意識がいつもどこか、根底にある
ふしやちぃちゃんや係長やたかやみっちゃん、みんなすっごく大好き
それでもあたしの本当の意味での後輩は、永遠にあの子だけなのだ
そしてあたしは永遠にあの子の先輩であり続ける
そう約束した
手紙を、送った
どうでもいい相手にはいくらでも優しくできる
どうでもよくなんかないのに、優しくせずにはいられない出会いに
心から感謝しています
ああ、とても、逢いたいな
2月には、来てくれるかな
愛してさえ、いるのかもしれない
面と向かってなんて、言ってやらないけれど
永遠のさよならなんて、ないんだから