砂埃運ぶつむじ風
なんというか、ああいう、優しさのかたまり、のような人は、もはや残酷で、対応に困ってしまう
はにかむ、なんてかわいらしい仕種を、あたしは知らないのだ
さらりと流せるほど、賢くもないし
自分がどうすべきなのか、どうしたいのか、見えてこないよ
あたしがどぎまぎして、みたところで、地球の自転ほども、彼に影響を与えはしない
わかってはいるんだけれど
器用には、演じられそうにないなぁ
勘違いしないようにだけ、していれば良い時期は終わってしまったらしい
あたしはもう、対等ですらないのだろう
今まで一度だって対等であったことがあるのかも、甚だ疑問だが
庇護下に入ったことを、薄々、感じずにはいられない今日この頃
それは不満であるし不服であるし、しかしながら、なんら、問題のない、あたしたち
多分、変化は求めていなくて、なのに、物足りないのも、確かなんだ
いくつになっても、恋愛はむずかしすぎる
もっとシンプルであれば良いのに
本質が完全至極、シンプルであることは理解しているけれども、こんがらがって、来るのです
きっとあたしは彼とは一生、わかり合えないし、ぜんぶを晒け出すことも、ない気がしている
これは恐らく、せつない、とか、さみしいとか、称するべき感情なのだろうが、それは実に掛け離れているとも思う
彼とあたしの関係から、何より彼の性質から
笑顔の、似合うひとだ
ぐるぐるしつづけている
ぼんやりと、体調を崩し続けていて、戸惑う
元気なのが売りなのに、な
ここ1年ほど、そうでもないけれど
自分の体すら思うようにできないという事実は生きる意欲を吸い取っていくよ
個人病院の苦手なところはすべてを見透かされている感じを受けるところだ、見下されている、というか
多分、一度、大きな病院で診てもらうべきなのだろうが、時間もお金もないから、忘れたことに、しておこう
きちんとした生活習慣を確立しなければ