空白

そこに描き出すしかないのだもの。

期待外れの言葉を言うときも

あまりの自分の浅はかさに瞠目しました

文章という無力な媒体を自ら選びとっていたくせに、嘆くだけだなんて、ちっぽけな努力すらもせずに!

いかようにも研ぎ澄ますことのできる柔軟な其れを、あたしは、眺めてばかりいたのです

与えられたナイフを知りながら、その冷たさに怯えるばかり

確かにあたしは文章の上手い子であったのでしょう、でももうあたしはそろそろ生きなければならない

絵画や、写真や、音楽、弁論、どの剣も選べた、その中で手にとったのは至って、美しい(だけの)弱い(だけではないのにあたしがそうしてしまった)脆い(だからこそに確実な存在)

自分を恥じるな前を向け

御託はいいよ不器用で構わない笑うなら笑えさぁ、走れ!

目が、醒めた

冷たい水は怖くなんか、なかったよ