空白

そこに描き出すしかないのだもの。

風船を触るように爪を立てないように

8月。

夏は旅のいろ、そしてにおい。

できるだけ情報を遮断することで、そしてその雰囲気がもっとも色濃い時季に合わせておやすみをいただくことで、同じ土地にいながらも、昨年のようないっぱいいっぱいの閉塞感はない。こうして、年々じぶんをだまくらかすのがうまくなる。

ラブアンドピース。

 

というわけで夏休みです。

きのうから始まるなぞの5連休。ひたすら本を読んだり、洗濯したり、洗車したり、寝たり!

基本的に汗をあまりかかない体質というのは幼いころから改善されず(小さい頃にきちんと外遊びをしなかったせいだと信じて疑わない)、そのせいか夏場は慢性的な疲労というか熱中症のような状態を持て余すにもかかわらず、恋人の誕生日に合わせてとった中旬のお休みをさかいに連休がなく、炎天下での高校野球取材などもあり、ずっとぐったりと眠たい日々が続いていたので、きのうは起きて活動してたのがおよそ4時間くらいだとおもう…。よく寝た…。

 

8月あたまにおよそ3週間ぶりの連休を恋人との小豆島旅行にあててきたので、その疲れもあった。恋人が宿も取ってくれて、とてもきれいでたのしかった。ただひたすらに暑かった。

恋人はここから20連勤で、しかもたいせつな学会発表があるにもかかわらず時間をとってくれてなんていいやつなんだ…となる。

ちなみにわたしはこの5連休が終わるとまた連休がない日々に戻る。かなしい。

 

9月から、また会社の体制が変わる。

へんてこりんなシフトをつける上司が早期退職制度を利用する。へんてこりんだ。

次に来る人はとてもお仕事にきびしいと評判の方で、どきどき。

それよりも、この1年半福山でわたしのモチベータとなってくださっていた先輩が満を持して本社に帰還してしまうので、かなしみしかない。

じぶんでじぶんを引き上げられないのはだめだとわかっているのだけど。

彼から学んだことをたいせつに、今度彼とあったときに恥ずかしくない記者として成長できるように、がんばらないとなあ。

書き言葉はタイムラグがあるからいい、消せるし、ごまかせる。

時折脊髄反射で口走った言葉や行動で、それまでの信頼を覆してしまうようなところがあるのが、わたしの大人になりきれていない部分。

不要な言葉を削ぎ落としていかなければ、有事の際に重みがなくなってしまうのだ。

何度も戒めるのだけど、じぶんの根幹にちかい部分のことなのでなかなか難しい。

でも、歩みをとめてはいけないのだ。悲しんでばかりもいられない。

日々は、続いてゆくのだから。