繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から
社会人、と呼ばれる立場になって、もうしばらくたつけれど、わたしは全然まだまだ子どもで、女で、無力さの前に立ち尽くして呆然と電話をかけてしまうことがある。
ただわたしは、守られることになんの抵抗もないので、その生き方を、とくに同世代の同性の同業種に好まないひとがいるということは重々承知で、それでもこうして、頼れて守れて信頼できる大人の男性が職場に何人かいることはほんとうに恵まれているとおもう。
昨日の社会面デスク、今日の全県デスクが信頼を置いているひとでほんとによかったなって、まさか法事にいく予定だった日に、東京の警察から電話がかかってくるだなんて夢にも思わないから、それをすばらしいタイミングで、すばらしい人が電話をくれたことで、ずいぶんと救われた。
ほんとうのことを話せるひとがいたことで、ちょっと楽になれた。
この役回りはきっと、親とか恋人とかじゃだめだった。
そしてお前が一番信頼されてるんだなって言ってもらえてがんばれた。
ここからがたいへん。
わたしのおしごとはここまで。
あとは君次第、だよ。