空白

そこに描き出すしかないのだもの。

そしたらもう一度抱き締めてよ

尾道行ってきました。
写真はあいかわらずここー。

暑かったです。
たくさん歩いた!
実家よりずっとずっと、坂の街。
一日目は千光寺と尾道市立美術館
美術館は行く予定なかったんだけど、奈良美智・成田享・棟方志功の特別展やってたので。
成田享は知らない人だったんだけど、ウルトラマンのデザインした人。
怪獣たちは、地球から見たら悪者だけど彼らの星では勇者で、だから美と醜、善と悪を持ち合わせているので難しい、っていうのに感銘を受ける。
そんな観点で怪獣を見たことなかった。
バルタン星人は最初は手が鋏じゃなかったんだよ!
この夏二回目の奈良美智はやっぱり奈良美智で、彼の子供たちは相変わらず挑戦的でした。
志功はさすがとしか言えない。
素朴さと力強さに圧倒される。
神様がいた。
美術館はいいですね。
500円で、おなかいっぱいになれる。
そのあと千光寺行って、展望台登って、文学の小道を下る。
石碑がたくさん。
下りはずっと階段なんだけど、しんどかったです。
やっぱりスニーカー買わなきゃ。
彼氏おすすめのラーメン屋さんで尾道ラーメンを夕ご飯に食べてから海沿いをお散歩し、フェリーに乗って向かいの島へ。
今回の宿泊先は一泊4300円朝食つき。いいですね。
ほんと、普通のお家の一部屋を借りた感じでした。
おばあちゃんと娘さんでやってる。
お風呂が汚なかった以外は気になることはなかったかな。
たくさん歩いて疲れていたので、一時間ほど部屋でごろごろしたのち、近くのコンビニまで買い物に行って彼氏と波止場でおしゃべり。
青春みたいだ!
9時頃帰って汗を流してからベッドへ。
夜も暑かった。
それ以上は何も言うまい。

二日目は9時に朝食をいただく。
純和食。
おばあちゃんが作ってくれたのかな。
開きが焼きたてですごくおいしい。
ゆっくりしていると、もう一人のお客さん(東京から来た女子大生)と、おばあちゃんのお知り合いがいらっしゃって、奇妙におだやかな時間が流れる。
雑談したり、画集を眺めたり。
いびつなかたちのしあわせだけど、確かにあたたかかった。
11時半くらいにおいとまする。
駅前の商店街をぶらぶらと冷やかす。
商店街っていいなあ。飽きない。
彼氏が登りたいというので、斜面にある古寺を漠然とめぐる。
階段ばかりなのと暑いのと空腹なのとで次第に不機嫌になってしまう。
坂を下って喫茶店で遅めのお昼ご飯。
グラタンはそこまでじゃないけど、サイフォンで淹れられたコーヒーはすごくいい匂いだった。
すっかり機嫌がよくなる。単純。
尾道帆布で迷って迷ってポーチを購入。
思ったより入らないけどかわいいから許す。
駅前でアリバイ作りのおみやげを買って、電車を逃したので駅の横のお店で二回目の尾道ラーメンを食べ、5時過ぎの電車で西条に帰る。

泊まりがけで行くような距離では全然ないんだけど、楽しかったのでよいのです。
またひとつ思い出増えた。日焼けした。
明日から見たくない現実に戻らなきゃいけない、今日の夜には憂うつな電話が待ってる、それでも、天候の上でも最後の夏の旅行はすてきなものでした。
やっぱり一緒にいると苛立ってしまうこともあるけど、一緒に旅行ができるっていうのはうれしいです。
明日からまた頑張る。