空白

そこに描き出すしかないのだもの。

ここにしか吹かない風

あけましておめでとうございます。
なにかと動きが鈍くて申し訳ありません。
今年もマイペースに奔放にがんばります。
どうぞ良しなに。

チョコレートおいしい。
くるり心地いい。
それだけでしあわせな冬の夜。

30日のバイトを終えてから実家に帰り、4日の午後には5日のバイトのために広島に戻ってきていました。
どんだけバイト入れるんだって感じですがそんなに入れてないです。
多分2万くらいしかお給料ない。
まあ4日は彼氏の誕生日だったんだけども。
2年前のような、恋人の誕生日に対する執着はもうなくて、それはわたしが大人になったからなのか、きちんと愛していないからなのかはわからない。
それでも一緒にいたかった。
日付が変わる頃に電話したら寝ぼけていて、おめでとうと言えば忘れてたと返される。
ああ、彼らしいな、かなしいな、とおもった。
なぜだか自分のことに著しく無関心な人なのだ。
だからこそひとりにしたくなかった。
こっちに来るというので、迎えに行ってそのまま流れで我が家に。
そんでベッドに入って、姫始め。
帰省中に意外なひととそういうことについての会話をして、彼も男になったのだと考えるとなんだかとても不思議だった。
すごく楽しかったけれど。
抱き合いながら産声をあげた瞬間を迎える。
寒いときは、身体の心からあたたまる感じがしていい。
愛していない、ことはない、はず。
結婚することとおなじくらい、別れることも想像がつかない。
最近はおしゃれになったし、いい顔をするようになった。
わたしがプレゼントしたポーターのお財布も使ってくれている。
かわいいしいとしい。あたたかい。
それでもあの子を愛していたときのような激情は、もう、ない。
落ち着いた、のであればいい。
このぬくもりを手放したくはないよ。
高校の部活のOB会で、一時期好きだったひとと6年間お世話になった先輩に会った。
なんであのひとを好きになったんだろう。
なんで先輩を好きにならなかったんだろう。
わたしはあのひとよりあの子より、先輩を好きになるべきだったんじゃないかしら。
でもわたしにとって先輩はあくまで先輩で、恋愛対象にはなり得なかったのだ。
去り行く人だから、かもしれない。
わたしは常に置いていく人でありたい。
残されるのはいやだ。孤独はいやだ。さみしいのは、よくない。
先輩とファゴットが幸せになることを、今でも身勝手に祈ってしまうときがある。
お似合いのふたりだったのだ、ほんとうに。
わたしはいまだに先輩といういきものと廻り合わせがわるいのだけれど、彼だけは特別、だなぁ。
そういうひとたちとの出会いが、いまでもわたしを救ってくれる。
そういう意味でも、わたしの根底には6年間がしっかりと、ときにいやになるほど、根付いている。

未来のはなしをした夜は、いつもより余計に考えてしまうな。
考えたことをと吐き出すのはたいせつなこと。
それがきちんとしたことばにならなくても。
不器用でも稚拙でも、そのままのかたちで、すべてをうけとめてやる。