空白

そこに描き出すしかないのだもの。

その手を繋ぐ意味を残しているの

泣きたいような

叫びたいような

そんな衝動を抱えたまま

いままでもこれからも

いきてくんだなぁということは

なんだかとても

かなしいことのような

いとしいことのような

とてもとても

うつくしいことのような気がする

いまここにあるのは

小さく四角く切り取られた

灰色の空じゃなくて

どこまでもつづく

青い青いいのちの色をした空で

だから

いっぱいがんばって、いっぱいささえられて

そうして繋げられたいのちなんだから

だいじにだいじにいきたいなぁとおもった

絵を描くひとは孤独なひとだとおもう

音楽を奏でるひとは寂しがりなひとだとおもう

孤独な寂しがり屋の抱える空虚を

あたしは埋められるのかな

きっと埋めらんないんだろうな

でもその空虚まで抱きしめてあげよう

文章を書く人は、どうなんだろう

勝手に完結して、

でもいつも、どこかで

なにかをだれかを求めてる

欲ばりな寂しがり屋って、めんどくさいね

でもそれがあたしなんだろう

人と繋がりたくて奏でるよ

人に伝えたくて紡ぐよ

やさしいことばがいい

あたしたちは

うつくしくなんかなくて

いろんなきたない感情でもみくちゃにされて

それでも愛だとかそんなものをしってる

きずつきやすくてもろくって

それでも信じることをやめられない

にくめない生きものだから

やさしいことばがいいな