君の声を抱いて歩いていく
最低だと罵って
嘘つきと蔑んで
すべてをなかったことにしてしまうことを
あなたが望んでいるのだとしたら
ごめんね、あたしにはできない
そしたらきっと、優しすぎて不器用なあなたは繰り返してしまうから
愛し合って、傷つけ合って、忘れたふりをして
そんなの寂しすぎるよ
憎むよりは、慈しみたい
一緒にいた時間も
一緒にいられなかった時間も
そして自然に、「いい想い出だね」って、いつか、笑い合いたい
忘れないで、なんて言わなければよかったね
もう、いいよ
苦しかったね
辛かったね
よく、頑張ったね
約束は守るために
恋は愛するために
夢は叶えるために
そんな素敵な人生を、これからもきちんと生きていこう?
泣いてもいい、悩んでもいい
それでも前を向いて歩いていくことだけは忘れないようにしようね、なんてね