孤独の果てに立ち止まるときは
なんかもやもやするよー
これは嫉妬なんだろうなー
だとしたら私もつまんない女だ
でも女であるということを最低限確認できて、少しうれしい
いたいけな17歳でありながら、身体の中の見えない部分を調べるために他人に自分の便や尿を託す生活をずっとしている
その行為は少なからず私の女になりかけている部分を傷つけている
拒否することはできない
彼や彼女たちはそれを託されることが仕事だし、私はそれを託すのが仕事なのだ
でも未成熟な精神は、その行為を疎んでやまない
しばらくお風呂に入れていない、髪も洗えていない
黄疸とむくみは相変わらずで、そんな姿を家族以外の人に晒すことはとても耐えられない
逢いたい、のに
はじめは、遅くても今日退院できるはずだったんだよ
責任の所在なんてことを考えたって仕方ない
私はまだまだ帰れない
それだけが事実だ
家族がほんとにあったかい
どんなにださくても
どんなにかっこわるくても
あの人は世界一私を愛してくれていて
一生、たったひとりの私のおとうさんで
どんなに口うるさくても
どんなに気分屋でも
あの人は世界一私を慈しんでくれていて
一生、たったひとりの私のおかあさんです
彼らの愛を以ってして治らないなんてことは許されないよ、私!