空白

そこに描き出すしかないのだもの。

消えた星たちの居場所

痛いのはしんぞうで

からっぽなのは心だ

9月1日で

一旦時計を止めてしまおう

次に針を動かすのは

あの子が決意を決めたときか

14日

それまでは私は

ただひたすら

信じて待とう

それができなきゃ

きっともうだめだ

どっちが悪いとか

そういうことじゃないんだ

相手のためが

自分のためになる瞬間

自分のために

必死になりすぎて

結局相手が

見えなくなってしまう

そういうときは

どんなふたりにもある

だからそういうときを

きちんと

乗り越えていかなくちゃ

涙が出ちゃうのは

仕方のないこと

それでも、

それだからこそ、

踏ん張らなくちゃ

不安で堪らなくても

この不安は

いつか

飼い馴らさなきゃいけない

可愛いげのない獣

そのいつかが偶然

もしくは必然的に

今だったというだけのこと

辛いのは彼だけじゃない

苦しんでるのは彼だけじゃない

辛いのは私だけじゃない

苦しんでるのは私だけじゃない

自分勝手な悲しみを

怯えて恐れて

手放さない自分がすごくいやだ