空白

そこに描き出すしかないのだもの。

もうずっと抱きしめてきたけど

自分扱いにくいなーと思う

今生の別れ以外は辛くない

自分が死ぬのは怖くない

残すものは何もない

今生の別れは辛すぎて仕方ない

他人が死ぬのは怖すぎてどうしようもない

大切なものは多すぎる

とても感覚的な次元の話だから、上手く言葉にできないのだ

わかっているのは、自分がいかに傲慢であるかということ

永遠、は、いつも私の前に立ち尽くして見せるが、それ以外に対しては無敵のつもりでいる

だから、遠距離だって会えないのだって平気、なのだ

そりゃ寂しいし会いたいけれど、我慢できないほどじゃない

また会えるのだもの

二度と会えない、二度とできない、それは恐怖でしかないが、そうじゃない

何度だって21日は来るんだよ

そうじゃなければ耐えられるに決まってる

可愛いげがない

私が存在をやめたところで、世界は存在し続けるのだ

"誰の存在だって世界では取るに足らないけど

誰かの世界はそれがあって造られる"

どうも自分も「それ」であるという認識が薄いみたい

だから無茶もするし死に対する怯えもない

死にたいのとは違う

愛されていることを知らないわけでもない

でも、世界を相手にするには自分は少し小さすぎる、気がしている

愛し甲斐がないだろうな、と思う

そういう意味で、扱いにくい

命の浪費はしないでいたいのだが

生まれたからには生き抜く、ただ、それだけ

"本当の存在は居なくなってもここにいる"