空白

そこに描き出すしかないのだもの。

あの泣き声はいつかの自分のもの

私は神様にはなれない

だからせめて魔法使いになってやりたくて

でもなれなくて

その度自分の非力に打ちのめされる

自分にできないことを数え上げて

できることまでできなくなる瞬間

その度自分の限界を見る

夜は嫌いだ

できないことばかりが増えていく

いつも不敵に笑っていたいのに

臆病な自分ばかりが顔を出すから

写真を撮られるのも嫌い

いつかはそこをいなくなるはずなのに

自分の姿を残すなんていうのは薄気味悪い

自分の姿の醜さを残すのだから(それも永遠に!)

厭世的になってる

暗くなってるのとは違う

いろいろ考えてるだけ

考えるのはわるいことじゃない

結論が見えるか見えないかには重心はなくて

考える、その行為そのものに惹かれてる

だから…

…だから、なんなんだろう?

ぐるぐるぐるぐる、世界が捻れるよ

ちょっと、酔いそう