空白

そこに描き出すしかないのだもの。

手を繋いでみた朧月

頭を冷やそうと自転車を漕いでみたところで何も変わりはなくてため息ばかりが増えていく

こんな日に限って、本もウォークマンも忘れて

実は、当たり障りのない言葉だけを紡いで、誰にも嫌われないように、平穏無事に、生きてゆきたいのです、無理だけど

でも「よく言った!」と彼女が言ってくれたのであたしはもう何も怖くなどはないのだ

考えすぎだってわかってる

私の言葉など誰の胸にも鋭利な刃物となって届いたりはしない

よかった

そこまでの真摯さをもって耳を傾けられるようなものではない

だいきらいだ

不特定多数のみんなの前で話すなんて

そんな犯さなくていいはずのリスクを敢えて犯すだなんてどうかしてる(本来リスクでさえありはしないのだが)

あーもう!

ひとりになった途端に泣いてしまう自分がいやだ

言わなくても、きっともっと後悔している

どうせぐすぐすと燻っているもの

ちくしょうちくしょうちくしょう

もっともっとしたたかにならなくちゃ

神様できることなら、、