空白

そこに描き出すしかないのだもの。

同じ鞄を背負えただろう

第一志望の大学の学部ホームページに

とても好きな一文がある

読み返すたびいつも

行きたくて仕方なくなる

揺らぎを思想の言葉に練り上げるのだ

東京の私立も捨てきれては、いないのだけど

やっぱり金銭面がネック

しかた、ない

県外に出してもらえるだけ、よしとしなくちゃ

それに見合うだけの勉強をしなくちゃ

先輩たちが続々推薦で春を迎えている

羨ましいなぁ

がんばろう

胸を張って

前を見据えていられるだけの自信が

持てるように

受験生に、なるんだな

とてもいい雨が

降っている