空白

そこに描き出すしかないのだもの。

涙のわけは秘密だよ

習字の先生の娘はどちらでもいいけれど中学時代の後輩がいるのはうれしいな

せんせいにも「がんばれ」って言ってもらったので頑張ります

いろんな人に言われるんだが

どこからが無理なのかという疑問

リミッター機能は壊れ気味である

限界は越えるためにあるんだぜ!

語りシリーズ第三弾は将来について

結構真剣に魔法使いになりたいのですがなかなか周囲の理解は得られません

あたりまえだとかゆうな

あたしはことばの捕われ人なんだと思います

出会いは幼稚園まで遡ります

毎週火曜日は絵本の読み聞かせの日でした

大して広くない図書室、お母さんの膝に乗せられて

ある日あたしが放った一言

「お母さん読むの遅い」

以後二度とお母さんはあたしに本を読んでくれませんでした

あと両親揃って自他ともに認める悪筆なので彼らがあたしに字の書き方を教えたこともありません

うち、あたしの部屋以外にまともな本棚ないんだよね

でも読み書き覚えたのすごい早かったよ

幼稚園で名前の半分漢字で書けた

可愛いげがない

その後小学生になります

まあ書塾に通ったり公民館で英会話を習ったり

習字を本格的に始めたのは8歳のとき

師匠からは「4歳からやってたら人生違ったかも」と言われますが別にいいです

硬筆は5歳からでした

公民館の隣には町立の図書館があって、英会話のあとはそこに入り浸ってました

あたしは10時から11時のクラスで、弟が11時から12時までのクラスだったので

小学校の図書室も充実しているほうで、4年生までの司書の先生もとてもいい人で、読書には適した環境だったなぁ、今思えば

あと途中で転校してきた北尾を除く同級生を見下していたところがあったから友達が少なかったこと、早い時期から共働きだったことも関係してくるのかしら

この頃ハリー・ポッターも発売されました

「うそつき国のジェルソミーノ」「メニム一家の物語」「モモ」今もはっきり覚えてる

本を買うという習慣はなくて、まさに図書館の主状態

休み時間に運動場に記憶はほとんどない

超インドアだった

正直言っておデブちゃんでした

今も決して細くはないけれど

で、中学入って、周囲ががらりと変わり、なんとなくだった将来のビジョンを描くことを余儀なくされる

2年で職業体験というのがあったのです

取り敢えず活字に囲まれてたら幸せ!だと信じていたので地元の図書館へ

国立国会図書館の司書になりたい、とぼんやり考えていたので

結論、あたしは利用者がいいです

確か一週間程度だったはずですがなんとその期間で飽きてしまった

それで、2年の後半で3年次の卒業研修のためにも真剣になる必要がでてきて

総合を最大限に活用してた学校なのでそれを使って自分の未来に関わる場所にアポとって行ってこーい!的なプログラムが組み込まれていたのです

それは2年の京都研修も一緒

あたしは総合好きでした

実際に即した活動は面白い

1年前半『学校を知ろう』

1年後半『郷土を知ろう(唐子踊り)』

2年前半『職業体験(図書館)』これは今思えばアポイントメントとる練習でもあった

既に職業選択の自由が確保されていたんです、自己責任でしたが

そして2年後半~3年『日本を知ろう』

京都前、新撰組にはまってました

京都行くのに壬生に行けないなんて!こじつけでもなんでもいいので、ゆかりのところに行きたかった

でも、活字から離れるのは嫌だな、なんて悶々とし

現在の問題は日米関係、その発端は開国(この時点でものすごい論理の飛躍がある)、日米修好通商条約そして和親条約の時から歯車は狂っていた、これなら明治維新前夜に接している

振り返ればただの馬鹿です

軽率だった

性格上、じゃあサンフランシスコは?九条は?と自分の首を絞める結果になるのは見え透いていたのに

オタク体質だから

でも当時は自分すごいと思ってました

最終的には九条を主軸に2つの条約を比較して

そこに在ったのは各々が信じた正義で

間違いなんて概念は存在せず、よって正しいと断言できるものも何ひとつないという真理にたどり着いてしまった

従って絶対的正義が信じられないあたしは司法の道が向かないとわかったのでした

あの頃は文系でお金になるのは法学だけな気がしてた

専門職に就くのは一部だけなのにね

悶々としながら高校に入学

そこでせんせいに出会い、いろいろあり(すごいはしょったな)

法律も、本も、元を正せば構成要素はことばなんだよね

あれこれってすごくない?と表現のツールとしてのことばに、ずっとずっと魅せられていたことに気づいたのであります

こいつを自在に操ってやるのが夢

だからあたしは魔法使いになりたい

生かすも殺すもことば次第なのだ

あたしは何度もことばに救われてきた

本の台詞、法律の言い回し、愛しい人からの手紙

その優しさの根源を探り当ててやるつもり

だから必ず、あの大学のあの学部に行ってやるんだ

多分過去最長苦笑

予想外の総合の功労

省いちゃったけどディベートやフォーラムもちゃんと現在に繋がってる

世の中むだなことなんか何一つない

第三者が勝手に決めつけて言っているだけなんだ

何があろうと、何と言われようと、顔を凜と上げてみせてやればいいのさ

諦めた夢が叶うことは絶対にないのだ