ふと見上げた秋の空
秋ってもっとこう…からっとしてるものではないですかね
湿度は嫌いだ
纏わりつく粘着質なものは総じて欝陶しく、腹立たしい
最近自分がそうなりつつある気がして、げんなりだ
他人との距離は、むつかしい
結果、あたしがあたしの無神経さに傷つけられてしまうのだもの、世話ない
頭の中がくてん、としている
くてん
ちなみに心はかつかつ
谷川俊太郎が染み渡る程度には
たっぷり眠ったはずなのに、な
せんせいと親しくなってから、つまりは去年の9月以降、こんなに長い間彼ときちんとお話していないのは初めてかもしれない
明日はその機会があるから、意地でも学校行きます
いや、また明日、と爽やかに手を振ってくれた友人もいるし、しなきゃいけないことも山積みだから、というのも当然あるのだけど
日常に占めるせんせいの割合、ではなくて、あたしの心の中に於けるせんせいの存在、が、大きくなりすぎていて、戦々恐々とする毎日
お母さんにも「転任されたらついていきそうだよね」と言われてしまいました
ひ、否定しきれない…
職員室進んで行きます
つい、彼の席を目で追ってしまいます
最近は不在やお取り込み中が多いです
移動教室の途中に背の高いあのひとを見つけたあたしには確実にちぎれんばかりに振られるしっぽがついている
書き出してみればキリがなく、節操もない
この感情に名前をつける方法をきっと知ってる、知らんぷりを決め込む
自ら傷つきに行くようなものだ
飽くまでラブに限りなく近いリスペクト
事実そうだし、そうでなきゃいけない
魔法を教えてもらったのだけど、しまった、あたし貞操観念が少しずれてるんだった
性的な意味が加わるかどうかではなく、キスしたいな、とか、抱きしめたいな、とか、抱きしめてくれないかな、とか思う瞬間が確かにある
立場、性別、すべてを越えて、愛しいひとたちならば
しないけども
他人の体温、というのは昔からあたしにとって纏わりつく粘着質なものの代表である、ので
したい、けど、できない
平気、だけど、怖い
溺れるな
一時の感傷に
痛いと思うから痛いんだ
今なら、今のままなら、まだ、だいじょうぶ