空白

そこに描き出すしかないのだもの。

ハートに巻いた包帯

鉛のように重い手足

引きずるようにしか動けない

踏み外した階段は、一体、いつのものだったのかしら

ぐらぐらと視界が揺れる

我慢できないほどではない頭痛は(そのあまりの頻度には辟易させられるけれども)飲み下して笑うよ

目の奥、ちかちかと瞬くお星さま!

時計が0時を目指してもう随分になる

もうすぐ、猶予は使い果たされて、しまうのでした

へこたれるな

逃げ出すな

全てはこの無力な手の中に

考えすぎて、気持ち悪くなって、実際何度か(も?)吐いて、それでも浄化も消化もできなくて、立ち尽くして、

手の中はいっぱいで、持ち切れなくて、ぼろぼろ落っことして、失いながら、失うことを恐怖して、泣いた

4度目だけど、慣れるということがありません

寧ろ、縋りついて、勝手なしんどさを他人に押し付けて、結局また自分を傷つけている、なんて、ひどくなっているんではなかろうか

散歩がしたいな

ぼんやりとしたい

本が読みたいな

思考を放棄したい

たくさん眠りたいな

シュールな夢を見ていたい

漠然と、限界、なんてものを予感させられる

知りたくないと目を背けたってもう、無駄なんだ

こわい