空白

そこに描き出すしかないのだもの。

一緒に泣こう今ここで泣けばいい

届く宛てのない手紙も、3通目を数えました

私は相変わらず、不器用に生きています

生きている、それだけで、

取捨選択ができないのは結局のところ、どれもが真実でどれもが虚実だからなのです

愛しすぎて、どうでも良すぎて

背反する想いとは、いつまで経っても折り合いをつけられません

だけど

美しいものを、美しいと言える美しさを知りましたから

喪われたすべての分まで、

醜い部分だってなんだって、眼を逸らせないのが私ならば

喪われたすべてのためにも、

ことばに、したいと、願わずには、いられないのです

それでは、また、いつか