空白

そこに描き出すしかないのだもの。

駆け抜ける時の中刻んだ答え

弟と母の間で板挟みになっています

ちょっと、しんどい

弟は勉強が出来なくて言葉足らずで刹那主義だから、母は彼の将来を思って何度も何度も、怒って諭して指導してきて、あげた、つもり、らしい

それでも母には彼がまったく変わらないように見えるみたいで、それが腹立たしくて仕方ない、もう勝手にすれば良いと、そして私に、彼のために過ごす時間はもったいないと、言い放った

悲しくて、情けなくて、どうしようもなくなった

そりゃあの子は一瞬を楽しむために嘘をつくし親のお金を盗むし都合が悪くなると部屋に引き篭るかだんまりをきめこむし、12歳にもなって善悪の区別がつかないし

それでも、私は彼と一緒に成長してきた、つまり彼の一部はあたしで彼で、なのに、否定された

彼女自身も共に過ごしてきたのだから彼女自身をも否定した

言って良いことと悪いことがあるでしょうに!

彼だって、少しずつだけど、本当に徐々に、だけど、変わってきている

彼女はそんなのじゃいけないと言う、彼は逃げ続けてると断言する

私には何をそんなに焦るのかわからない、社会を知らないから、綺麗ごとを連ねてしまう

そもそも逃げるしかない環境を作った一端は彼女にもあるのだ、待つかわりに拒絶した

私は言葉の渦を抱いて生きてる、要領も悪くはない

私と彼は違うのに、彼女は彼に私と同じものを求めてる

せめて人並み、って語るけど違うでしょう、なんとなく伝わってきてしまうよ

人並みがどんなのか知らないくせに

少なくとも私が今年から目にしてるそれはあの子以上に腐っています、思わず笑いが漏れるほどには

疲れているのでしょう、疲れてしまったのでしょう、それはあなただけじゃないのです

幸いにもと言えば良いのか私のキャパシティはまだ余りがあって、弟からもぽつりぽつりと、母からはぎゃんぎゃんと言葉をもらう

すると、ほら、彼らはとても似てる

優しすぎるが故に臆病で

そのまま萎縮してしまうか虚勢を張って吠え立てるか

親としての最低限の義務、その中に多分見守り続けることがあってそれは今の彼女にはひどく酷なんだろうな

すぐに結果に繋げない彼自身が一番もどかしいのに

忘れちゃう子には繰り返してあげなくちゃ

なんか今日は私の方があの人の何倍も大人でした

何が正しくて何が間違ってるかなんてすぐにすぐわかることじゃないんだ

今日の母は正直嫌い、でした

泣きすぎて頭痛いよ!