空白

そこに描き出すしかないのだもの。

さよなら 君の声を抱いて歩いてゆく

いたく、いたく、くるしく、にがい、別れを、知りました

身内でもなく、友人でもなく、知り合いですら、ありません

話したことどころか、会ったことさえ、なく

ただインターネットという仮想現実の中で、同じ漫画が好きであるという、ただ一点で、巡りあった方です

悪い冗談だと思いたい、そんなことをする人では、ないと、直感的に感じながら、彼女の世界に死の影を私は、見つけられなかったのです

彼女がそれを望んでいたなら、。

本来ならば許されない場所において、私は、見て、しまいました

冒険を、夢を、未来を、生きることを!

それらはすべて、彼女の手によって、生み出されたものです

二次とか著作権とか関係ねぇ、ただ、ひたすらに、美しい作品です

2度と、あそこの時計は、動かない、それが、信じられない

生きたい、と、思いました

生きなければ、と、思いました

私は無力です

でも、私の中に彼女が生きてしまっているのです

私の思考に彼女の価値観が混ざりこみ、私とともにきちんと生きている

早すぎる、幕切れ、神に愛されすぎた彼女を惜しまずにはいられないけれど

泣き顔より笑顔を好んだであろう彼女に涙を零してしまうけれど

私は、進んでいきます

自己満足に、過ぎなくとも!

埼玉よりとおく、とおく、離れた、岡山の秋空の下

ご冥福を、本当に、心より、お祈りします