空白

そこに描き出すしかないのだもの。

臆病な僕に何が出来るんだろう

ぐじゃぐじゃうわーってわだかまってるもの全部涙にしちゃいたい

いつからか上手に泣けなくなっちゃった

思う通りにいかない恋とか部活とか勉強とか、もっと要領が良かったらな、なんて無いものねだりばっかりして、澱みたいに積み重なってる

居場所は自分で作るものだと思うし、誤解をほどく努力を怠っているのはあたしだし、でもずっと誰かに知ってほしかったんだ

それは今でも変わらないけれどそんな存在はいつか枷になる気がしてて、(あたしが、相手の・相手が、あたしの)怖がって、畏れて、動けない

前は、先輩に放り投げてこっちに持ってきてもらうことが出来てたのに今はそれすら足がすくむ

彼女という存在を持ちながらあたしはその権利を飼い殺しにしてるんだ

時間はどうやらあたしに弱さばかりをぶつけやがったみたい、無情にも

ちっぽけ過ぎて悩むのがもったいないようなことだと嘘吐いて目閉じてた結果がこれ

あたしはバスクラが好きで彼が好きでどうしてそれだけじゃいけないの

大好きなものとひととぎゅっと抱えて、どうしてそれだけじゃいけないの

それだけであたしは充分なのに

それだけであたしは幸せなのに

バスクラ吹いて日が暮れて彼からのメールを読んで活字を追い掛けたあと素敵な夢をみるの

そんなゆるやかなおろかなまいにちがほしいといまはおもってしまうよ

いけないって、わかってるのにね