空白

そこに描き出すしかないのだもの。

四六時中も好きと言って

夢の終りはいつだって、とうとつ

好きでもない異性の第二ボタンを欲しがったり、映画を一緒に観に行きたがったりするほど、あたしは変態でも酔狂でも、ないし

興味のない相手に、せっせとメールを送るほど、お人好しでも、ないんだよ

一目惚れとか赤い糸とか信じてないの

だけれどたった二回逢っただけの人に、こんなに惹かれてる、自分が、いて

同い年の県内のバスクラ吹きの人口なんかきっとすごく、少ない、ちゃんとは知らないけれど

だけど、だから、こうして語り合えることに、束の間運命とやらの存在を、見てしまった、気がしていた

でも、どうやらそれはあたしだけ、だった、様で

彼を一言で表すなら、誠実、だと思っていたあたしは、いったいどこから間違っていたんだろう

それでも、今、好きだとか大切だとか思える存在がいくらいても、あいしてる、って思うのは彼のことだけ、なの

彼からのメールフォルダを消すこと、クリック二回、約五秒

考えただけで、震えた、心の芯から

2004年の、七月から、ずっと、月に一度はオンライン上に日記を書いていて(一つ、それ以前に綴っていたのもあったけれど存在を抹消してた)(ヤプースは2004年10月からだから、もう一年半使ってる、一番長い)(同時に何個もレンタルしすぎて自分でもわけがわからなかった)(今は、4つ)嗚咽を誤魔化すために、読んだけれど、成長しない、できない、自分に、直面した、だけだった

恋をして、部活をして、少し勉強して、笑って泣いて

既に思考の根本を揺るぎないものに、してしまっているのか

なんてこと!

優しく柔軟にと願ったのはどこの子かしら

暫く活字に、触れていない、から、かな

朧な願いばかりを追っている、なんて不毛なの

最後に触れたのはつんのめりたくなる三島、金閣寺

いつだってそう、自分の弱さに目を瞑る何より誰より小狡い生き様

ぐでんぐでんと、塗りたくられる、泥

存在価値とか生存理由とか、要りませんから、ほんとうに

どうせいずれは散る花ですもの

ぬかるみに沈む椿に美しさを見い出したのは、さぁ、誰だったかしら

だから結構、綺麗事は

ただ、あいして、ほしかった

あたしを、すきだと、そのやさしすぎるこえで、つげてほしかった

何より傲慢で浅はかで我儘な仮想であること、わかっているわ

でも、もう戻らない戻れない戻りたくない