空白

そこに描き出すしかないのだもの。

君に触れてたいと唄って良いかい

眠りたく、ない

ひどい顔になるのは、わかって、いるけれど、もう一度あの教室に足を、踏み入れるだけで、確実に、何かが、終わる、から

可愛い記憶なんて持っていなくて良いよ、不細工で構わない、そちらが真実

その時間が、ドアをノックするのは、もう少し、先がいいの

頭が、心が、追い付いていないよ

想い出なんかないと思ってた、だけど、喉がきゅう、って、締め付けられるんだ、薄い膜を嗚咽で打ち破ってしまいそうなんだ

続いていく、のです、日常は

変わらないために変わってゆく、メビウスの輪

全てが、今のあたしを創って、くれたんだよね、知ってる、そういう綺麗言

好きな、人も、嫌いな、人も、いました、夢を、見つけました、恋を、しました、音楽に、心を開きました

この三年間をこの学校で、過ごせたこと、誇りに思うよ

自分の選択、は、正しかったのか、と、問い続けるのでしょう、これからも、ずっとずっと

でも、この場所でこの仲間たちとこの時間を生きたことによって形成されたアイデンティティ、矜持、を、ぎゅって、ぎゅって、して、これからも歩むことは、間違いないから

あたしは、泣かないよ

全然さよならだなんて考えていない、またねと言うつもりもない

どうせ直ぐに顔突き合わせてわらいあうんだから

ただ、

決定的に壊れる何かが怖いだけ