空白

そこに描き出すしかないのだもの。

轍さえもない道をただ進め

進学が、決まりました

四海も、北尾も!

(正直、あたしなんかどうでも良い)(だけれど今、こころがこんなに凪いでいるのは、。)

大好きなみんなが旅立ちます

揺れ出す列車、あたしは遅れてない?

横を見て前を見て足並み揃えて

やるかよそんなこと

敷かれたレールを歩むのはつまらないでしょう

あたしはあたしの道を拓きます

見上げた空は泣いていました

たくさんの、願いを、蹴落として

数えきれない、夢を、踏みにじって

柔らかな、希望を、食して

美しく儚い泪の上

がくがく震える膝で今日という日の上、立っています

あたしはそれをするに値しない人間なのです、優しさや温もりに程遠い

今更前にも後ろにも、行けません

中途半端、で、痛々しいほど

だけれど明日に想いを込めること目を瞑ってください

それでも緩やかにたおやかに沈む意識の中幸せを探すこと許してください

傲慢だと嘲りたいなら嘲笑えよ

自己中だと罵りたいなら殴れば良いさ

殺してやりたいと願うならナイフを向ければ?

それでもあたしは笑います

大きな声で泣きながら、笑い飛ばします

誰がこの背負っているものの重さを気付いているの

心の声をやり過ごした夜を知っているの

失ったものに目をやる

消えたものを見つめる

無駄だと、他の人たちはとっくに昇華出来ていると、理解する出来の良い頭、そんなことはないと囁くことをやめない狂った心

背反する世界をあたしは今まで、そしてこれから歩みますだれのものでもないあたしだけの世界を!

破り損なった手造りの地図

シルシをつける現在地

ここが出発点

踏み出す足はいつだってはじめの一歩

君を失ったこの世界を愛せた時は会いに行くよ

間違った旅路の果てに正しさを祈りながら

再会を祈りながら

 BUMP OF CHICKEN「ロストマン」