誰もが孤独を抱えたまま行き急ぐ夕暮れ
病んでることに気づかないくらい、病んでしまえればいいのにな
あたしはきっと、健全でまっとうな精神なんて、持って、いなくて
降り募る雨の中傘も差さないで自転車漕いだ
だって銀の糸があたしを誘ってるように見えたんだ
頭の螺旋なんてとうの昔にゆるんでる
ぼんやり、してた
気づいたら歩道から落っこちてた
車のヘッドライトがやけに近くて汚くて綺麗だった
このままでいたら死ぬのかな、って見つめてたのは30秒足らず
後ろからベルを鳴らされて、自転車を起こして跨り直した
自傷と不慮の事故の境目を常に行き来している
赤黒く腫れた膝と太腿
昨日のよる、久しぶりにオーバードーズした、と言ったってビタミンCのサプリメント
睡眠導入剤は必要ないからとっくに捨てているし安定剤もどこに置いたか忘れてしまった、あたしは抑鬱系の安定剤だったから切れたときとの落差が大嫌いで滅多に飲まなかった
白い便器の中にぐるぐるしてるチョコと黄色い粉末と晩御飯見ながら暗いな、と思った
だけれど朝が来て学校に行けばみんなとけらけら笑えるの些細なことくだらないことつまらないこと
あまり積極的に生きているつもりは、ない、かな
友達に死にたい、かもしれないと言われてそれは思春期だからさ、って軽く流したのと本当に同じ人間なのかな、はは
雨はまだまだやんでませんやまないでくださいどうか今だけは