空白

そこに描き出すしかないのだもの。

浅い眠りに押し潰されそうな夜もある

言葉が、損なわれている。くるしい。 美しいものを見て、美しいと感じて、それを言語化したいだとか。 たのしい、おもしろい、うれしい、しあわせ、それを共有したい、それは私が自らのうちに持つ、本質的な欲求だと思いながら、生きてきた。 一切において、…

さあ時は来た 繋いだ手を離すんだよ

ラ・ラ・ランドを観て来ました。 衣装がきれいで、音楽が魅力的で、鑑賞後には多幸感と絶望感が共存するふしぎな作品。ネタバレになってしまうけれど、やさしくない逃げ恥のエンドロールみたいなかんじ。でもこっちのほうがきっとリアル。 女でよかったな。 …

かわいたかぜ ゆらいだまち

勝手によわっている。 来月あたまが締め切りの大きめのおしごとを担当させてもらっていて、たぶんこの年次でそれを託してもらえるというのは評価してもらっているということで、できないことは言われないとおもうんだけど、ざんねんなことにそのテーマになん…

何も善いとは思へない 余り憤慨もしない

2017年は穏やかに過ごしたい。 2016年は散々でした! 上司からのハラスメントに始まり、異動。引っ越し、熊本出張、選挙、家族の失踪・借金・帰還、そして恋人との別れ。 どのようなことからも、学ぶべきことはあるはずだし、いずれも結果はどうであ…

ささやかな喜びをつぶれるほど抱きしめて

すり減っている。 約3年ぶりに、弟が家出してしまった。やっとここまで来たのに。 家に帰らなくなって、3日目。原因はお金の管理のできなさ。 くやしいし、情けないし。 彼の人生は彼にしか操れないのだ。 逃げたからといって、どうなるものでもない。 対…

響くようなメーデー

およそ半年。なんてこと。半年だって。 綴らずして生きていくことなどできないような気がしていたのに、そんなことはなくて。なんて酷薄な生き物なのだろう。 言葉として、文字として、残してゆく、記録してゆくことの重みを、忘れてしまったわけではないの…

踊るしかないや夜明けまで

秋などという美しい季節だ。 きょうはスーパームーンとかで、なんとなくゆるやかに身体が重たいのはおそらくそのせい。恋人はまったく分からない、というけれど、月の満ち欠けと身体の調子が連携しているのはきっと女性なら誰しもすこしは経験したことがある…

風船を触るように爪を立てないように

8月。 夏は旅のいろ、そしてにおい。 できるだけ情報を遮断することで、そしてその雰囲気がもっとも色濃い時季に合わせておやすみをいただくことで、同じ土地にいながらも、昨年のようないっぱいいっぱいの閉塞感はない。こうして、年々じぶんをだまくらか…

どうせ一度なら心が向かうまま花泥棒

月に1回は書き残しておきたいというきもちは持っているのにどうなってるんだ。5月と6月がどこかに消えてしまった。そんなに忙しくしている訳でもないのに。 6月中旬にこの世で一番すきな後輩に会ってきた。 ちょう愛しくて、全然はなす時間たりなかった…

募る愛情は君をすり抜けて僕をもうつまらない過去にする

ひさびさびっくりな具合のわるさです。 年末アナ雪を観たときもおもったけど、録画してたラプンツェルでも、さすがディズニーはディズニーだなっておもう。ディズニーランド行きたい。 音楽はどんなときでも救ってくれるからずるい。 楽器が吹きたい(当然、…

ここにいる抱き合いたいここにいる

福山に来てちょうど1年。 わたしは成長できている?分からない。 強く(つまりは鈍感に)なった気は、とてもするのだ。 あしたからは後輩もできる。 ちょっといやな出来事があって、きのうの夜から岡山に帰って恋人に存分に甘やかされてきた。 このまちのこ…

ミルク色に煙る街を裸足で歩いている

どきどきしながらワーグナーを聴いている。 なぜかうまくパソコンにCDが読み込めなくなってしまった。 音楽なんて本来的には瞬間瞬間の芸術であるのだからして、保存、および繰り返し聴こうなんて発想自体がおこがましいのだ。 コンサートに行きたいなあ。ラ…

それはすべて永遠のため未来の向こうへ行くため

気付けば24歳になっていました。はにゃあ。 ブログ形式での記述を始めておそらく10年です。信じられん! 10年ひと昔とはよく言ったもので、mac book airを愛機にしているなんて思ってもいなかったよ。当たり前か。 相も変わらず書くことは大好きです。そ…

いつまでも人は迷路のように 心の中に闇をもって

ひさしぶりのお休みだというのにおなかの調子がわるい。 このあと休日出勤して遊園地にイルミネーションの撮影(ひとりで!)行かないといけないのに・・・。 衆院が解散してしまった〜。 「能楽」をテーマに5回連載を持たせてもらって、それなりにかたちに…

あなたがいなければ 色が無い絵になるんだ

台風のおやすみの日。そろそろ落ち着いたかな。 出勤だったらゆううつ極まりないのだけど、月に1度の全社的にゆっくりできる日なので、雨の音を聴きながら、好きな音楽を流して好きな本を読むの、至福だ。 職場で基本的に2つ上の男の先輩と2人で働いてい…

ただ願うんだ できるだけ遠くへ飛べ

唐突にめがねを購入。 説得力のないアイテムには定評があります。 いまはふわふわパーマだし明らかにサブカル女子。 9月、びっくりするくらい早く早く過ぎ去って行く。 本も全然読めてない。毎日どろどろになるくらい疲れている。 たいしたことをしているわ…

新たな鼓動の律動を知るために

秋の足音が聞こえる。 知らぬ間に夏が立ち去ってゆく。 中高生のころ、夏はしんどくくるしい季節だった。 だからこそ、得られるものも大きく、多少なりとも得られるその「手応え」を頼りにしていた。 大学生や社会人と呼ばれるものになると、自分で自分に課…

見つめるだけで悲しいことなど忘れそうになる

昨日は彼氏の誕生日でした。 先月はわたしが行ったので今月は来てくれる。 岡山行くのはいいんだけれど彼の家はユニットバスなのと、台所が狭いのと、車がとめられないのでささやかにストレスが積もってしまう。。。 先週は3日しか働かないのに、あまり調子…

冷たいナイフと暖かい果実

おもったより日が空いてしまった。 書こう、書きたい、書かなきゃという意識はあるのだけれど。 その意識さえなくなってしまったらもうだめだ。 書く仕事をしている。 でも、それはわたしの言葉ではあるけれど、わたしの言葉ではない。 わたしの言葉の紡ぎ方…

僕がいるこの場所は少し窮屈だけれど

梅雨入り。 しとしととした雨の音はわりとすき。 先週はひさしぶりにしんどかったー。 火曜日の早朝(午前4時)に呼び出され、そのまま6連勤。 単純に体力で負けてしまう。 その前の土日も、中高の友達と熊本の黒川温泉に旅行に行っていて、それ自体はとっ…

空っぽになって転げ回る遠く淡い模様

腰が痛い。泣き喚きたいような不安定さがずっと続いている。評価されるために働いているわけではないけれど、マイナスな評価を与えられるいわれはないはずなの。それなりにプライド持ってるよ。実力がともなわないというのは、かなしい。えらくならねば。母…

たとえばゆるい幸せがだらっと続いたとする

涙がとてもちかいところでつっかえているかんじがする。 かなしいことがあったわけではない。 絶望するのはいつだって簡単だ。 先週ちょっとしたミスを連発して、信頼関係でやっていかなければいけない職場で、信頼と甘えを履き違えてしまってべこべことへこ…

昨日よりも深い場所で君と出逢いたい

ちかくの図書館が、わりにCDも充実していて、ミスチルなんかも置いてあるので、借りてきて聴いてはその音楽のもつ密度と熱量にあらためて気づかされ、ながく一線で活動するアーティストにはそれなりの理由があるのだなあなんて当たり前のことをおもったり、…

雨は空から落ちて すべてを濡らしていった

3月も終わりゆく。 環境の変化というのがどうも苦手だ。 感情のコントロールがいつにも増してうまくいかなくなる、。 ずっととなりにいてくれた人とすこし離れてしまったので、その距離のぶんだけ、呼吸がしづらくなる。 福山は、わるくない。 それなりにほ…

どうか正夢 君と会えたら

明日の午後引っ越しです。 まったく!準備が!進まない! やるべきことをやらないのはよくないよ(ホリーガーデンの芹沢さん)という精神で生きているのだけども、逆算した結果、なんとかなるだろう、に落ち着いてしまっているので、だめだめですね。 とりあ…

忘れかけた 本当は忘れたくない 君の名をなぞる

異動が決まった。 3月1日付で、福山へ配属。出たり入ったりだ。 懸念していた通りになってしまって、くやしいしかなしいしさみしいけれど、こればかりは仕方がない。 いまいる部署はしんどい、大変だと言われるけれどやっぱり花形で、そこでもっと巧くなり…

息を吸って 生命を食べて

頭の中で、なぜかAKGの「新世紀のラブソング」が鳴り止まなかったので、イヤホンを装着して、今冬すこし奮発して買ったリーガルのブーツを履いてぐんぐん歩く。 約1時間、往復4キロ。 オレンジ色のガーベラを連れて帰る。先週買ったスイートピーは見た目の…

乾いて 結んで 揺らして 離した

積読本が溜まっている。 図書館のヘビーユーザーだったのと、時間はあるけどお金はないタイプだったのでこういうのは初めて。 本を買うという習慣があまりなかったので、本を売るという習慣もあまりない。 今年は去年よりは読みたい。多分過去最高に読めてな…

一度きりの魔球を投げ抜く

今年の目標は、注意深く生きること。 初売りでかわいいコートが安く買えたのでうれしい!

繋いでいたいよ 君の声が聞こえた日から

社会人、と呼ばれる立場になって、もうしばらくたつけれど、わたしは全然まだまだ子どもで、女で、無力さの前に立ち尽くして呆然と電話をかけてしまうことがある。 ただわたしは、守られることになんの抵抗もないので、その生き方を、とくに同世代の同性の同…